二日前にAsukaで、前日にもHokutoでイベントが起こっていました。そのおかげで士気の上がっていたイベント追いかけ屋の人達。 私も、先人たちに倣ってTown Crierに最新情報を確かめに行きました。すると早速号外が! Town Crier:「ならず者たちがBrigand砦に集合しているようだ。」 初めて最初から参加できる……。IRCのイベント追跡チャンネルに報告を入れ、Brigand砦なる場所を聞きます。 |
Brigand砦とはどうやら、Britainの西に位置する山賊達の住家だったようです。普段は、山賊の下っ端達が時々現れては道すがら追い剥ぎをしているのですが……。 |
場所の確認に戸惑いつつ、街道をずうっと走り抜けてやっと辿り着きました。 まだ情報が伝わりきっていなかったのか、来ている人はまばら。敵の数もそう多くはなかったのですが、黒メイジがGateを使って送り込まれ、その単体の強さに気付かずに死する人も出ていたようです。 あとから得た情報では、この時ならず者達の頭Waldoが冒険者達の腕試しをする場面があったそうです。 |
ぼちぼちみんなが集まってきた頃、テントの一角に一人のBrigandが現れます。Barry the Brigandです。 |
Midzz:「Hi, Barry.」 Barry:「俺はWaldoの子分Barryだ。何か用か?」 Midzz:「Waldoは?」 Barry:「お頭に何か用か?」 Midzz:「Okashiraはどこに行ったんですか?」 Barry:「お頭は、どこかで復活する伝説のDragonを探している。」 Midzz:「Dokokaって……。」 Barry:「まだどこかわかってはいないが、Dragonがいる場所と言えば……。」 Midzz:「CovetousやWindにもいるけど、Destardがやっぱりメッカかな……。」 Midzz:「でも、DensetuのDragonってどんなヤツなんです?」 Barry:「そのDragonは、ほとんどの魔法を反射するらしい……。」 Midzz:「魔法をHanshaする?」 Barry:「そのDragonの死体が腐る前に、皮からLeather Tunicを……。」 Midzz:「Tunicを作れって事ですね。」 Barry:「そのTunicは魔法を跳ね返す効果があるらしい。」 Midzz:「すごいKoukaじゃない!」 Barry:「しかし非常に重いので、お頭でもないと装備できないだろう。」 Midzz:「う、お頭ってすごい。」 Midzz:「Dragon's Leatherですか……。」 Barry:「腕のいいTailorがいればいいのだが……。」 Midzz:「なるほど、それでTailorが必要なんですね?」 Barry:「誰か腕のいいTailorがいれば、現場まで護衛してはもらえんか?」 Midzz:「わかりました。ではまず復活する場所を探しましょう。話はそれからです。」 |
も、もしかして、初出場の初主演!? 実はMidzz、GM TailorのGM戦士です。現地調達の皮で鎧を作るのも慣れたもの。もちろん他にもTailorである方はちゃんといます。 まずはその皮を自分で入手しないと……。突然の初舞台の予感に鼓動が高まります。 |
でもとりあえずは伝説のDragonを探さないと話になりません。次なる情報を得るため、私達は再び街に戻ります。 するとやはり、誰よりも早く情報を仕入れている人がいました。Britaniaの誇るTown Crierです。 Town Crier:「Destardの様子がおかしい。」 Destardと言えばDragon。とくれば、今日復活すると言われているその伝説のDragonが復活する前兆に違いありません。 |
魔法を反射するDragonに対抗できるのは、頑丈な鎧に身を包んだFighterか、遠くから直接攻撃を繰り出せるArcherです。 そして今回必要とされているのは裁縫家。皮を入手したらWaldoの情報に従って皮の鎧を作らねばなりません。 RecallやGateの魔法がバグって正常に機能しなかったため、足並みがなかなか揃いません。ダンジョン内ではなく、入り口前なら容易に出る事ができました。 そのDestardのLv2、Lv3に下りるスロープよりやや南にdeath vortexが発見されました。復活の場所はきっとこの奥です。 |
そして私が奥の広場に向かおうとした時、場が騒然となりました。伝説のDragon、Reflect Dragonが復活したのです。 その美しき光沢を持つ表皮には、あらゆる魔法を跳ね返す魔力が秘められています。 勇敢なる戦士たちが早速討ち倒しにかかりました。 |
しかし伝説に謳われるこのDragon、やはり並の攻撃力ではありませんでした。 勇敢な戦士も、一人切りかかっていくのは無謀でしかありません。召喚Daemonを盾に向かわせるも全く意に介さず。平然と死体の山を築き上げていきます。 しかも攻撃魔法はまるで逆効果。一度狙われてしまうと逃げる間もなく殺されるこの状況で、回復魔法も思うようにかかりません。 |
数としつこさで勝負をかけるPC達。ところが「よし、もう少し……」などと思うほどまで傷つくと、なんと自分に回復魔法をかけてしゃんと復活してしまうんです。まったくなんてしぶとさ。 それでも、どんどん包囲網を厚くするPC達の攻撃についに間に合わなくなったんでしょうか。力尽き、一声うめいて伝説のDragonは地に伏しました。 そんな様子をWaldoもしっかり見ていました。画像では右下に見えている、血染めの剣a bloody cutlassを手にした軽装の男です。 彼はReflect Dragonの死骸から皮を剥ぎ取ると、PC達を呼び寄せ腕の立つTailorを探し始めました。そして三人のGM Tailorが名乗り出ると、Brigandの頭は彼らを連れてBrigand砦へと消えていきました。 でもその時私、実は本物のReflect Dragonの皮を持っていたんです。ここまでの間に、IRCでMidzzもGM Tailorだと伝えてあったので、運良く皮を入手できたAlucardさんがわざわざ渡してくれたんです。当然その皮を使ってLeather Tunicも作ったのですが、いたって普通のHQ品。これをどうするのだろうと迷っているうちに、Waldoは人集めをして帰っちゃったんですね。情けなや(>_<;。 |
さてこちらはWaldoと三人のGM TailorがいるBrigand砦のテント。Barryのいたところですね。 出遅れた私も、彼らがここに来ている事を知って自力で飛んできました。大多数の人はまだDestardにいたようです。 |
||
貴重な材料を無駄にする事なく、かつ高品質なものを作り上げるためでしょうか。テントにはバリケードが張られていて、部外者の私たちは中の詳しい様子を窺い知る事ができませんでした。 | ||
今回貴重な仕事を任されたのは、Kissmark さんと Lady Moon さん、Lord Doraemon.F さんです。 | ||
担当:a reflect dragon gloves | 担当:a reflect dragon tunic | 担当:a reflect dragon leggings |
三人の職人の手で伝説の鎧が出来上がっていくと、Waldoはそれを着込み、おもむろに話し始めました。 Waldo:「今日は本当にありがとう。何らかの形で今後の進展はレポートしよう。」 Lady Moon:「お礼はないの?」 Waldo:「ない。」 Waldo:「ただ今後も俺がこの服を着せていただく。宣伝になるはずだ。」 Waldo:「それが礼だ。」 Waldo:「今日は助かった。また、何かあったら力を貸してくれ。」 |
そして、蚊帳の外にされてなんだかんだと言っている私達の方へ来ると、深くお辞儀をしました。 Waldo:「戦士の諸君、今日はありがとう。」 Waldo:「諸君はあまり良い思いをしたと思っていないかもしれないが、」 Waldo:「戦士の職業は命をかけて戦う事。」 Waldo:「俺も戦士だが、命懸けで戦った充実感が見返りだ。」 Waldo:「今後も戦士には力を借りる事になるはず。」 Waldo:「では、今日のところはこれで終わりだ。」 Waldo:「また近いうち、死にたいヤツは手を貸してくれ。」 Waldo:「今夜は良い夢を見せてもらったぞ。」 |
それだけ言い終わった後、彼は姿を消しました。 なかなか勝手なようにも見えますが、Brigandというのはそんな人達の集まりなのかもしれません。 |
Town Crier:「伝説のDragonは退治された!」 そう、確かに私達は伝説のDragonを退治しました。でも、象牙が欲しくて象を殺すような、そんな後味の悪さも感じます……。 |
Town Crier:「しかし、ならず者達が何かを企んでいるようだ!」 Waldoは、自分自身の恨みを晴らすために化け物に挑もうとしているのだと言っていたそうです。 でも、一体どんな恨みを抱いているのか。また、その化け物を倒すために伝説のDragonをも足がかりにするという事は、一体どんな相手なのか。その辺りは全くわかっていません。 魔法を跳ね返す鎧を欲しがるという事は、当然相手は強大な魔力の持ち主であると推測されます。 Waldoはまた、戦士達には今後も力を借りるとも言っていました。 それは果たして恨みを晴らすために力を貸して欲しいのか、それともまだ必要とするものがあるのか。 再び彼が現れた時に何が起きるのか、それはその時にならないとわかりません……。 |