K3DGameD.exe というファイル名の実行モジュールが同梱されています。これは、デバッグ機能とプレイヤー向けゲームデータ作成機能を備えるテスト用実行エンジンです。
K3DGameD.exe 起動の後、デバッグボタンを押し、そのヘルプを参照してください。
編集ツールで編集してある情報のほとんどを、形を変えて K3DGame.dat に吐き出します。このデータは、プレイヤー向けゲームエンジンである K3DGame.exe でのみ読み込み、実行することができます。
編集ツールの K3DEdit.dat に比べてデータサイズは膨らむようですが、読み込みはずっと高速になります。
ゲームデータには、ゲーム中のメッセージやヘルプファイル、BGMファイルは含まれません。シナリオを正しく実行するためには、どちらにせよmsgフォルダやbgmフォルダが必要です。将来的には、テキストファイルは暗号化とアーカイブを行って配布できるようにしたいとは考えていますが、まだ先の話になります。
ログ機能は、私が開発デバッグ環境で使用していたトレース機能をそのまま公開用に移植したものです。かなり処理の重い機能のため、制作者専用機能の中でも特別にON/OFFできるようにしてあります(他の制作者専用機能にON/OFF機能は実装しない予定です)。
ログ機能はデフォルトでONになっています。ONのままだと、テキストファイル log0.txt と log1.txt に各判定情報が出力されるようになります。ファイルは、はじめ log0.txt に書き込みますが、ファイルサイズが 2MB を越えた時点で log1.txt に移り、そちらも 2MB を越えると log0.txt を破棄して最初から書き込み始めます。
ログを監視していると、迷路内で罠や宝箱を探す判定が発生するタイミングが分かったり、エネミーの思考の様子がある程度分かります。せっかくの窓サイズ変更機能、こういうときにこそ窓サイズを変えて、監視ツールと一緒に起動してあげるのが良いと思います。
ログ参照には、tail というユーティリティをお勧めします。tail は、UNIX 系の OS ではごく標準的なツールですが、通常の Windows には付属していません。私は以下を使用させていただいています。
マイクロソフトから出ている tail もあったと思いますが、便利度は不明です。
それとログの形式についてですが、すいませんが私が自分のデバッグ用にいい加減な形で実装してあったものであるため、可読性も速度性能もよくありません。フォーマット等を解説する余裕もないので、後追いで対応していけたらと思います。
方針がイマイチだと感じたら、制作者専用バージョンは破棄します。