ここでは、3DMark03を利用してアンチエイリアスと異方性フィルタリングの描画速度の変化を検証してみたいと思います。
私の持っているビデオボードはnVIDIA系のチップを使用していて、ドライバの設定でこれらを数段階に変更する事ができます。
それぞれの設定をどこまで上げると差が大きいのか、また組み合わせるにはどれがいいのかなどを検討するのにお役に立てればと思っています。
アンチエイリアスは5段階(設定項目は6段階ありますが、8xは調査時現在機能しませんので除外します)、異方性フィルタリングは4段階で変更できます。
Anti-Aliasing Anisotropic Filtering |
Results (3DMarks) | |||
---|---|---|---|---|
none AA | none AF | 4,826 | 100.0% | |
none AA | 2x AF | 4,418 | 91.5% | |
none AA | 4x AF | 4,193 | 86.9% | |
none AA | 8x AF | 4,031 | 83.5% | |
2x AA | none AF | 3,847 | 79.7% | |
2xQ AA | none AF | 3,819 | 79.1% | |
4x AA | none AF | 3,416 | 70.8% | |
6xS AA | none AF | 1,758 | 36.4% | |
2x AA | 2x AF | 3,542 | 73.4% | |
4x AA | 4x AF | 3,014 | 62.5% | |
6xS AA | 8x AF | 1,501 | 31.1% |
この結果から言える事は以下のようにまとめられます。
また、3D WinBench 2000の検証結果とあわせて考えると、最終的に以下のようにまとめられます。
まあ、結局私の環境依存であり、私の主観でありな訳ですが……(^^;。
処理速度の問題は大きいです。FPS(First-Person Shooting : 一人称視点シューティング)と呼ばれるジャンルのゲームなどではfps(Frames per Second)を優先するのが当然でしょう。が、ある程度(大体60〜75fps)を超えるフレーム数はあんまり必要のないものだったりします。
一度も設定した事のない方にお奨めします。とりあえずAnti-Aliasing 2xの設定を試してみてください。そして地面と空の境、建物の壁、人物などを見比べてみてください。何か感ずるところあればまたこのページを見に来てみてください。新しいヒントになるかもしれません。